2014年1月24日金曜日

「笑」の思い出

パリ郊外に暮らす友人ヴァンサンから、今朝久しぶりにメールが届きました。愛妻の丹ちゃんとの間に生まれたアメリちゃんがもう1歳2ヶ月になると知り、あれからもうそんなに経つのかと驚いてしまいました。

昨夏に撮った写真を、メールと共に送ってくれました。可愛い盛りのアメリちゃんと、育児を楽しむ丹ちゃんです。


アメリちゃんの表情がパパのヴァンサンにそっくりです。フランスと中国のハーフのアメリちゃんですが、なぜかエルビス・プレスリーが大好きで、曲を聴きながら踊るのだそうですよ。

背景に見えるのは、私がノルマンディに暮らしていた頃に作った「笑」という額です。和紙や着物の端切れなどを使って楽しんで作っていた額やランプについて、こちらでいくつかご紹介させて頂いています。フランスから日本への引越前に、家中に溢れかえっていた作品の一掃セールをしました。その際にヴァンサンが気に入って買ってくれたうちのひとつがこの「笑」です。サロンに飾ってくれているそうで、とても嬉しいです。

この機会に、この額と当時それに合わせて作った詩もどきを、あらためてご紹介させて頂きたいと思います。


たとえばサーフィンをしているとしよう、
君はイルカのように波を分けて進む。

たとえばもう埠頭が見えないとしよう、
君は天使のように優雅に小波の上を跳ぶ。

たとえばサーフィンをしているとしよう、
君は大きな砕け散る波に乗る…ついに。

そして突然、君はそこが日本海だと気づく。
もし私なら、涙が出るほど笑うだろう。

フランスでの生活は楽しかったのですが、時折無性に日本や家族や友達が恋しくてたまらなくなったものです。よく海を眺めては、日本の遠さを絶望的に実感していました。「大きな波に乗って、あっという間に日本へたどり着けたらどんなにいいだろう。」などと思い、波音を聞きながらぼんやりしたものです。

フィリップはその頃から、「僕が定年を迎えたら、二人で日本へ渡って暮らそう。」と励ましてくれたものです。「日本ではこんなことをしよう、あんなこともできるかもしれない。」といろいろと話し合っていました。その願いが、Douce France(ドゥース・フランス)として形となったことを幸せに思います。八戸の寒波に二人でぶるぶると震え、風邪を引き、1月は随分のんびりモードになってしまいましたが、来月からまた元気にがんばろうと思います。企画などについて、追ってまたお知らせしますので、どうぞよろしくお願いいたします。アメリちゃんと丹ちゃんの笑顔の写真が、初心を思い出させてくれたようです。アメリちゃんのエルビスダンスを思い浮かべてにやける、金曜日の朝であります。

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2 件のコメント:

  1. いくら恋しがって海を睨んでもその向こうはエゲレス・・・(笑)という事実に気がついてからは、どこでもドアがあればいいのに~と思い直し10余年。そのうち実現したら(するのか?)Douce Franceで忙しい真美さんとこにまたお茶しに行くのさ・・・(迷惑)。
    お風邪大丈夫ですか?こっちは暖冬で最低気温も連日4℃を下らないので、みんな体調ぼちぼちで助かってます・・・私の元気と体重をコメントに添えてお送りしますので、どうかくれぐれもお大事に・・・。
    あの『笑』はパリ郊外にお嫁に行ったのですね。お母さまの笑顔と一緒でとっても素敵な写真ですねぇ~

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  2. れいちゃん、ブログご訪問とコメントをありがとう!昨夜は久しぶりにともこちゃんとルーに会い、ともこちゃんと「れいちゃんに会いたいねぇ」と話していたところです!どこでもドア、あるいは竹コプターでも良いので、いつか是非遊びに来てほしいなぁ。楽しみに待っているね。
    風邪はおかげさまでよくなりました。そちらは暖冬なんですね。元気で何より!またメールします。Gros Bisous

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